新作情報79「美畜病棟」(死夜悪・アタッカーズ)
久々に見た死夜悪の最新作です。結論から言って非常に良く出来た凌辱ビデオとなっています。
主演は橘未稀。蛇縛に1回、シネマジにも石川麻矢という名前で「被虐のレースクイーン」に主演しています。改めて紹介すると「生年月日:昭和52年8月8日、
出身地 :東京、血液型 :A型、 身長 :168cm、サイズ :B85cm W58cm H88cm、 靴 :24.5cm、趣味: ヘアメーク、得意技:フェラチオ、性感帯:全身・
クリトリス」。長身ですが、演技も出来るし、悶える時の表情も良いし、優良美人SM女優と言い切って良いと思います(もちろん、個人的に)。
女子大生の橘は友人から相談を持ち込まれます。通院した病院で、単なる風邪だけなのに、麻酔を注射され眠っている間に何か変なことをされたらしいと言う
のです。空手に自身のある橘はその病院を探偵することになりました。
風邪と偽って、病院を訪れた橘は医者から注射されそうになります。しかし、体質的に注射はだめだと言うと、カプセルと水を渡されます。橘は飲んだ振りをし、
カプセルを床に捨て、立ち上がった時に力無く倒れた演技をします。医者はふたりいて、彼らは眠った振りをする橘を診察ベッドに横たえます。実はこの病院で
は、通院した女性を麻酔で眠らせ、その間、女性の全裸と局部をビデオカメラで撮影し、テープを販売していたのです。眠っている橘のミニの青いキャミソール
風のワンピースを脱がせながら、ふたりの医者はそのことをはしゃぎながら語り合います。青いチェックのブラジャーを脱がせたところで、橘は起き上がり、バッ
グの中に忍び込ませたカセットにふたりの会話は録画したことを告げます。ふたりの医者は橘に襲い掛かりますが、簡単にやっつけられます。ところが、もうひ
とり大柄の医者が登場し、今度は橘が押さえつけられ麻酔をかがされ、本当に眠ってしまいます。ここまでの展開は話としては無理がありますが、他のビデオ
に比べると格段と演技がしっかりしています。
気付いた橘は、自分がパンティ1枚で開脚用の診察台に上手(うわて)で拘束されていることを知ります。細い紐で猿轡をされているので、叫ぶことが出来ま
せん。医者は橘の乳房を愛撫しますが、この時の橘の嫌がる表情が良いです。パンティをはさみで切り、指責めを始めます。橘の反応は絶品だと思います。
また、橘の喘ぎ声が大きくなったところで、猿轡をはさみで切るといったうまい演出もあります。最初は指1本で責め、「これじゃぁ、入っているかどうか分からな
いか」と指を2本にします。感じまいとする橘の反応が素晴らしいです。
「警察に俺達のことを訴えないと言え」と医者は橘に求めますが、橘は無言です。「じゃぁ、言えるようにしてやろう」と白い熊ん子バイブを目の前に持ってゆき
ます。このバイブ責めの始まりかたというか、バイブ責めまでに運ぶ流れが大変良いです。また、バイブを挿入される時の橘の拒絶の叫び声、責められている
うちに喘ぎ声を漏らしてしまう橘の無念さ、医者の「イケ!」という言葉とともにエクスタシーを迎えがっくりしてしまう時の橘の全身の表情、どれを取っても「これ
こそ、SM」というシーンだと思います。診察台の橘が目覚めるのがビデオ開始から13分頃、エクスタシーを迎えるのが27分頃、正味14分間のシーンでした
が、今年の収穫であると感じました。
以降は死夜悪のレイプシーン、フェラチオシーンが続きます。レイプシーンは2回ありますが、最後のレイプシーンは中だしで、橘の顔が涙でぐっしょりとなりま
す。レイプシーンもフェラチオシーンも好きではないのでコメントは控えますが、一応興奮できました。
以上、この作品はSMではありませんが、最近のアートやシネマジの作品よりずっとSM的です。やっぱり、責められる女は嫌がっている方が良いです。バイブ
シーンで橘が涙を見せてくれて、途中で緊縛シーン、何らかの苦痛責めがあったら文句なしの本年度私選SMビデオベストワンになったでしょう。まぁ、SMマ
ニアは、蛇縛のクリップ責め、蝋燭責めと併せて見ると、かなり楽しめると思います(尚、シネマジの方は責めらしい責めはありません)。
尚、「ボカシの薄さ」ですが、ハリウッドに比べるとアタッカーズは落ちると思います。ハリウッドの「ルームサービス・小野美晴」を見たら、ヘアーが見えたりや
性器の形がぼんやりわかるくらいではもう満足出来なくなってしまいました(笑)。

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