http://shell.toysland.com/oshioki2.html
新作情報77「おしおき 11 小野美晴」(ハリウッドフィルム)
解散の噂立つハリウッドビデオのおしおきシリーズです。以前、白鳥七瀬の「おしおき 7」を紹介しましたが、このシリーズはSMではありません。ヒロインにお
しおきされるべき何らかの原因があり、それを理由に裸にされ、バイブで責められ、ファックされるという内容です。縄は登場しませんが、責められる理由付け
が明確にされていること、ボカシが非常に薄いこと、美人女優を使っていることより、楽しめるシリーズだとは思います。レンタル禁止と書かれたセルビデオで
すが、名古屋では普通にレンタルされています。購入する場合は1本2、500円くらいが相場のようです。
本作のヒロインは小野美晴。「仮面の花嫁」でも書きましたが、(個人的には)今年の最大の収穫と思います。若干愛嬌のありすぎる顔立ちかもしれません
が、嗜虐感を刺激する表情ができるし、身体もきれいで縛られた乳房がとても美しいと思います。反応も大袈裟でなく、泣く姿はSM的です。
設定は夫タツヤの葬式の夜、遺影の前で和装の喪服姿の未亡人(小野)がタツヤの叔父から「浮気をしているような女に財産は渡せない」と宣告されます。タ
ツヤの肉親は弟ユウジだけで、小野はユウジとも関係があり、かつその外にもかなりの人数と浮気をしていたのです。財産を全てユウジに渡そうと考えていた
小野はとぼけますが、叔父から現場写真をつきつけられ絶句します。叔父は「考えてやらないこともないが」と小野の和服を脱がし始めます。設定としては分
かりやすい設定ですが、最近、自ら進んでSMの世界に入ってしまうSMビデオ(ノンフィクションであれ、フィクションであれ)が多いので、こういった設定は好感
がもてます。叔父を演ずる男優は、10年程前の作品「秘戯画報」(アート)で甲斐太郎と共に叶恵子を責めていた男優です。名前は忘れましたが、良い男優だ
と思います。
叔父は小野に過去の浮気を詰問しながら、裾を乱し、脚をM字に開脚させ、性器を丸出しにさせます。このシーンは最近のアートのドキュメントモノよりずっとS
M的です。小野の恥じらう仕種も可憐で興奮できます。ボカシが薄いので、小野の性器の形というか構造がかなりはっきりと判ります。セルのボカシが薄くなっ
たのは最近のことと思いますが、さらに薄くなってきているような気もします。性器の奥の色、若干黒ずんだ小陰唇、そしてクリトリスの形もある程度は判りま
す。叔父の指が性器をかきまわし、オナニーを強要された小野の指も性器の中に入り愛液で性器が光ってゆく様子もみものだと思いました。ただ、小野にフェ
ラチオさせ、ファック(中出し)する頃から小野と叔父の間にあったSM的緊張感がなくなり、ビデオは失速するような気がします。
後半は義弟のユウジとの絡み、バイブ責め、ファックを中心にした内容です。バイブ責めでは、責めの直前、小野をM字にユウジが押さえつけ性器のかなり奥
まで丸見えにさせます。叔父がバイブを持ち、「触っただけで、もうあっはんうっふんか」と詰るシーンは良いですが、バイブ責めそのものは最後まで責めず欲
求不満が残りました。ファックも途中で小野がいっちゃったみたいで、顔面発射の段階では小野がぐったりしています。
まぁ、あんまり期待していた作品でもないので、それなりに面白いと思いました。縛りがあったら、本格的SMビデオとして評価できたのに。尚、小野はアートの
新作「汚された堕天使」シリーズに主演します。白鳥七瀬、秋山みほの時は、極大バイブを使ったオナニーシーンで始まりました。小野のときは、そんなシーン
がないことを祈ります。
BACK