新作情報75「素人AV女優変態受難 2 悦虐マゾ人形 魔ゾたか子 18才」
(アートビデオ・アヴァ)
http://av2.jav.co.jp/package.phtml?ItemCode=1774
アートお得意の素人路線です。素人というのはどれほどの価値が視聴者にとってあるのかよく判りません? アートビデオは素人を使ってドキュメンタリータッチ
の作品を垂れ流し的に制作していますが、これにより素人のマゾ女は全く希少価値がなくなってしまいました。素人よりも良い女優を使って、良い脚本・演出で
良い作品を作ってもらいたいと思います。
さて、本作品の題名ですが、センスの無さでは今年ワーストワンだと思います。主演女優が松たか子に似ていることに引っかけた題名ですが、そんなに似て
いるとも思いません。もともと、松たか子自体、SM女優には向かない容姿だと思います。あまり、見たくはないビデオでしたが、パッケージの素人女優の白い
ワンピースの緊縛姿が好みだったので見ました。案の定タコビでした。
冒頭、魔ゾたか子のプロフィールがテロップで紹介されます。年齢18才とありますが、18才には見えませんけど。続いて、スチール撮影。パッケージにあるワ
ンピース姿での緊縛姿から、乳房やパンティを露出した緊縛姿に移っていきます。「こっちを向いて」とかのスタッフの声も入りますが、これはドキュメンタリー風
を意識してのことでしょう。続いて、赤いボールギャグを施されてのスチール撮影。喘ぎながらよだれを垂らす姿は、やはり良いものです。そこから鼻責め。この
鼻責めは5分以上続き、最近のビデオではかなり真面目な鼻責めと思います。開かれた鼻孔にペンライトがあてられるというシーンも何となく久しぶりという気
もします。ただ、私自身、鼻責めは好きではなく、このシーンは早送りしてしまいました。
鼻責め以降の責めは以下の通りです。
1)全裸のたか子をM字開脚で椅子に縛り付け、指責め→バイブ責め。責め手は最近のアートに良く登場する禿げ頭です。この男優は口数少なく、責めも真面
目で嫌いではありません。クレジットを確認しようとするのですが、いつも忘れてしまいます。指責めへのたか子の反応はまぁまぁですが、バイブ責めに移行す
るとたか子は白目をむいて悶えはじめます。実際に白目はむいてないのかもしれませんが、そう見えるほど凄まじい形相と声での狂いかたで、日本的SM情
緒が全くありません。
2)どういう訳か、再び白いワンピース姿で緊縛されたたか子を裸にしてゆきクリップ責め。このクリップ責めは乳房に15個のクリップを装着し、それを性器に付
け直し、両手で叩き落とすという非常にきつい責めです。ただ、絵としては全く情緒がありません。クリップを取り付ける時なかなか取り付けず乳首をクリップで
愛撫しながら女性の恐怖心を高めるというのは良いアイデアですが、装着したとき責め手が「大丈夫か」と聞き、たか子は微笑みながら「大丈夫」と答えます。
こんなシーンは絶対NGを出すべきです。ご丁寧にも、その後何回も同じ質問をし、同様に微笑みながら答えるシーンというのが続きます。こんな楽屋落ちのシ
ーンは辞めて欲しいです。これは「臨場感」を出すためという説明がされると思いますが、別にSMビデオの撮影現場の臨場感など要りません。欲しいのは良
い作品だけです。
3)蝋燭責め→ファック。これも風情のかけらもありません。
以上、タコビです。「ドキュメンタリータッチ」という仮面を被った撮影・編集の杜撰さがやけに目立つビデオでした。ただ、面白いシーンもありました。上記のクリ
ップ叩き落としのシーンですが、この時たか子は涙を流しながらエクスタシーを迎えます。私は、責め手の大丈夫かという科白とたか子の微笑を避けながら、ク
リップ責めのシーンだけで8分のダイジェスト版を作りました。さっき見たら結構楽しめました。
ところで、アートビデオのホームページに「よもやま話」というコーナーがあり、そこに視聴者からの感想や女優に関する質問のメールが紹介されています。TO
HRUという人がそれぞれの視聴者の質問に対しフォローしています。このコーナー自体は親切で、シネマジも取り入れてもらいたいと思いますが、アートの作
品を批判するようなメールが紹介されていないのが残念です。商業ベースのホームページなのでやむをえないということもありますが。私もこのコーナーにメー
ルを送りたいのですが、私だけのメールアドレスがなく躊躇しております。
言いたいのは
・素人を使いすぎるな。
・作品の中にスタッフの声をいれるな。
・顔かくしをするなら、その旨パッケージに書け。
・腕を拘束していない無意味な胸縄だけの緊縛は止めろ。
・バイブは1作品1回まで。それから、やたらイクイクイクイクイク言わせるな。
・全裸の後に着衣の緊縛のシーンを入れるな。
・冒頭のヒロインの特大バイブのオナニーシーンは止めろ。
でしょうか。

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