新作情報61「桃尻監禁魔2」(アートビデオ・アヴァ)
目隠しと全頭ラバーマスクさえなければ傑作になったのにという、アートにありがちな作品です。
監督は海野TODO。この人は元「彩美奈子のファン」さんの絶賛されていた桐島まどかの作品を監督した人です。パッケージにニシキヘビが出ていたので、こ
の作品は未見ですが、海野監督の傾向としては夢流ZOOの流れだと思います。余計なことをしなければ傑作となりうる作品を作る才能を持つと言って良いで
しょう。
この作品は例によって午後9時から午前0時まで5本2000円で見られる個室ビデオ屋で見たため、ストーリーを完全に理解できたかどうか不明です。恋人にそ
そのかれて会社の機密をコピーしているところを上司に発見されてしまった0L(水原怜名)の悲劇を描きます。設定としては、「いやいや責めを受ける」というシ
チュエーションで悪くありません。折檻する上司は「極道の贄」で加納だりあにバイブ責めを行ったタコ男です。複数で女性を責める時によく登場する男優です
が、口数少なく真面目に女性を責めていて、なかなか良いと思います。
主演の水原はいい女です。漂うような色気があり、かつ下品さがありません。特に唇のあたりに色気を感じます。この女優は初めて知りましたが、他の作品に
も出ているのでしょうか?
責めの内容は以下の通りです。
1)白いブラウス、黒いミニスカートの水原を後手胸縛りに緊縛し、鉄格子に拘束。刃物を使い、だんだんと裸にしてゆくシーン。水原は目隠しをされています
が、反応がとても良いです。また、絞り込まれた胸の膨らみが美しく、嗜虐心が刺激されるシーンです。(この後、身体中にクリーム状のものを塗りたくります
が、あまり美しいシーンではなく、早送りしてしまいました)
2)全裸で開脚椅子に拘束し、バイブ責め。このシーンで全頭ラバーマスクが登場します。水原は美人なのに、欲求不満がたまる場面でした。バイブで責めら
れる水原の反応も良く、声に色気があります。水原がエクスタシーに達した後、ラバーマスクが外されると、涙が流れています。バイブ責めで涙を流す女なん
てめったに見られないのに、非常に頭に来るシーンでした。
3)全裸で後手胸縛りに緊縛してのファックシーン。この時も目隠し付です。タコ男は強いなぁ。長いファックシーンでした。
4)全裸で後手胸縛り、片足立ち吊りで、蝋燭責め(恋人も責め手として参加)。これも目隠し付です。責めは非常にオーソドックスで、タコ男は静かに責めてい
ます。水原の反応も良いのですが、目隠しをされているので表情が良く判りません。蝋燭責めの最終段階で水原はエクスタシーに達しますが、本当にそんな
ことがあるのかは疑問です。
5)恋人による鞭責め。時間は短いですが、かなりハードに打っています。泣き顔が見たいところです。
以上、設定も、女優も、男優も、責めも悪くないのに、全頭ラバーマスク、目隠しの多用が作品を台無しにしてしまいました。「台無し」と書きましたが、それなり
に興奮は出来ます。見ても損はないと思います。
水原さんにはぜひ他のSM作品に出て頂きたいです。
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