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新作情報55「奴隷女教師・女囚淫夢」(シネマジック)
麻生早苗主演の最新作です。反応が大袈裟だという欠点もありますが、個人的には好きな女優で、シネマジックノワールでは「緊縛エクスタシー」(正続)、蛇縛では「蛇縛の艶変化」に主演していました。全ての作品とも乱田舞が緊縛と責めを担当していますが、あのイクか、イクかという情緒のない責めには辟易し、もうちょっとまとまなSMビデオに出演してもらいたいと思っていました。
今回の監督はあのTOHJIRO先生です。例によって、この作品もTOHJIRO作品のいい点と悪い点がはっきりと出ています。
ストーリーは拷問に憧れる女教師がテレクラで知り合った男(奈加あきら=蛇縛で平松ケイにクリップ責めをしていた入れ墨男)に緊縛され、あるいは妄想の中で石抱きの拷問を日比野達郎から受け、教室で日比野に犯されるという内容です。単純なストーリーですが、TOHJIROの作品としては背景説明が少なく、かえって好感が持てました。
冒頭、タイトルとともに女囚の格好で後ろ手に縛られ、乳首がタコ糸で吊られた麻生が映されます。きれいではありますが、乳首を縛られる過程を見たかったです。
奈加の責めは白いブラウスでミニスカートの麻生を着衣で後ろ手胸縛りで緊縛。胸をはだけ、麻生の陥没乳首を執拗に愛撫し、勃起させます。陥没乳首の好きな私としては気に入りましたが、続くウイスキーの瓶で性器を愛撫する責めは頂けませんでした。瓶をパンストに入れても性器が直接責められることはないと思いますけど。
迫力あったのは、石抱きの責めです。三角棒を並べた板の上に正座させ、膝に石を抱かせる責めですが、かなり痛いらしく、涙が流れ、「痛い、痛い」と泣きじゃくります。美人の涙は良いものですが、麻生がこれほど泣いたのはこの作品が初めてだと思います。ただ、やっぱり麻生を正座させ、石を抱かせる過程もあった方が良いと思います。これから始まる責めに怯える表情は責めらて泣きじゃくる表情よりもSM的ではないでしょうか。
日比野が登場し、石を踏みつけるシーンまではなかなか良かったですが、その後、麻生に木製のギャグを施し、口が閉じられないようにしてから、醤油を飲ませます。食べ物を使った責めは嫌いですが、このシーンはその中でも最も気分の悪い責めのひとつでした。
続く、教室での責めは麻生を緊縛してのアヌス責めとファックですが、日比野の責めかたに品が無く、SM的とは言い難い責めでした。最後に全裸の麻生におからを塗りたくるという理解不能な責めで締めくくられますが、このシーンも早送りしました。
以上、TOHJIROの特徴が良く出たビデオです。最後のタイトルでは、木馬に座らされた麻生とエンディングミュージックが重なります。木馬責めなんてめったに見られないので、おから責めなんてやめて、この責めをもっと見せて欲しかったと思います。また、このエンディングタイトルは一般の映画をイメージしているのでしょうが、この時麻生のよがり声が消され、音楽だけとなっています。自分のスタイルを出したいという気持ちは分からないでもありませんが、もう少し視聴者のことも考えて欲しい作品でありました。
尚、この作品の石抱き責めのシーンは美しく、麻生を憎からず思っている方には、そのシーンだけでもこのビデオの価値があると思います。

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