新作情報51「蛇縛の妄想天使」(蛇縛・アタッカーズ)
注目の蛇縛の新作です。前作「蛇縛輪姦 2」が個人的に気に入ったので今回も期待しましたが、若干裏切られました。前作に比べると大味な作品といった印象です。
ストーリーは女医(平松ケイ)が妄想の中で患者から様々な調教を受けるというものです。ヒロインへの責めの理由付がしっかりしている作品は、厚みがあり傑作となりえます。ヒロインの妄想という設定は、理由付を作品そのものが回避しており、脚本家の怠慢と言わざるを得ません。一般にこのレーベルは「理由付」を重視する傾向にあったので、今回は残念です。
主演はlarryさんお気に入りの平松ケイ。「ひらまつけい /昭和50年8月15日生まれ/A型 T161、B83・W58・H88/東京都出身 高校時代はばりばりのコギャルだったというケイちゃん。写真は撮るのも撮られるのも大好きだって」とkukiのホームページにありました。美人系のSM女優で、シネマジックの「首輪の女教師」、大洋図書の「はなやかな恥態」では美しい緊縛姿を見せてくれました。SM女優の中では群を抜いて知的な容姿をしており、女医という設定にも無理がありません。
責めの内容は以下の通りです。
1)妄想の中で、入れ墨男(シネマジックの「奴隷秘書20」で立花杏子を責めていたやくざの社長)からバイブ責めを受けます。バイブは白いパールロータにテスター用のクリップを付けたものを2個使用します。このバイブを見たときは工夫されているなぁと感心しました。乳首に付けるのかなと思っていたら、既にラビアに装着されたシーンに移っていました。クリップ責めは装着する瞬間の女性の表情を楽しむものであり、最初から付けられていたのでは、楽しみが半減します。平松のバイブへの反応はおとなしく、「はなやかな恥態」では何やらうめいていたと思ったらいつのまにか「イックー」と言いながら果てていまい、その「イックー」もなんとなくわざとらしいと思っていました。今回のバイブ責めは悶えはしますが、最後の「イックー」がありません。少し、中途半端な感じがしましたが、わざとらしい演技を見るよりは良いかもしれません。
2)生理不順の患者の診察中に、突然平松が患者からクスコ検診を受けます。前のシーン同様、ぼかしが薄く、割れ目もかなりはっきりと見えますが、膣内が映りません。これも中途半端でした。
3)医療用品のセールスマンの速水健二から包帯縛りの散歩プレイ。これも妄想の中ですが、ばかばかしいので早送りしました。
4)以上の3人の男女による股縄責め。素肌に白衣だけという平松を手術台に四つん這いに拘束し、男女3人で股縄を食い込ませたり、乳房をなぶったりします。個人的には好きなシーンでした。股縄が恥丘に食い込むシーンがはっきり映っていて、紀州梅さんも満足されると思います。責められていくうちに、平松がだんだんと涙声になってゆくのも良いです。
5)全裸で診察台に仰向けにしてのバイブ責め。フェラチオ付です。私の最も嫌うタコビ敵要素です。
6)どういうわけか、再び素肌に白衣で緊縛し、蝋燭責め。責めていくうちに段々と涙が流れます。平松の泣いているシーンはこのビデオが初めてだと思いますが、美人の涙というのはやっぱりいいモノです。ただ、この白衣が解せないです。おそらく、苦痛責めに弱い平松の肌を蝋燭から守ろうといった配慮から来ているのでしょうけど、迫力が半減してます。低温の蝋燭で対応して欲しかったです。
7)素肌に白衣で上手縛りでの鞭責め。鞭はさほどきつくはないと思いますが、平松の顔は涙でぐっしょりとなります。でも、やっぱり全裸で責めて欲しかったです。何だか、平松を大事にしすぎといった責めでした。
以上、「蛇縛輪姦 2」に比べると落ちるかなぁというのが正直な感想です。時間も本編が52分しかなく、少し騙された感じもあります。でも、責めはそれなりにバラエティに富んでいますし、平松は美人だし、平松のファンであれば4700円程度の価値はあるのではないでしょうか。
尚、次回作の蛇縛の主演は遠藤悠美、星崎るな、桜木亜美、白鳥七瀬のいずれかであると踏んでいます。(前回の予想では、わざわざ平松はないと書いてしまった)

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