http://www.cinemagic.co.jp/package/cine/vs509.html
新作情報44「百合の女教師」(シネマジック)
風吹あんなのシネマジック第一回監督作品です。この人の作品は芸術的に美しい絵を撮ることに重点が置かれているように思えます。それがいい方向に出ればいいですが、蝋燭責めの時に画面をわざとモノクロにする等、余計な編集も行われます。結局、SMビデオは視聴者を立たせてなんぼのものだと思います。自分のこだわっている絵を見せたいという気持ちは判りますが、視聴者は芸術ビデオを見たいわけではないことを、レーベル、監督は認識すべきです。
さて、この作品も非常に芸術的なタコビになってしまいました。帯の宣伝文句は「ある日、突然、亜美先生がxxxxになっちゃった!?緊急入院したのはいいけど、そこには超スケベは女医が亜美の肉体を目当てにレズビデオを数多く手掛ける風吹あんな監督が紅一点、シネマジックレーベルで初のレズSMビデオに挑戦する」とうたっています。このxxxxは最後まで判らず、何となくブニュエルの映画を彷彿させるところもありますが、SM的興奮を喚起させるものではありません。
責めとしては、後半の変態パーティでタチ役の山口珠理がネコ役の桜木亜美を鞭と蝋燭で責めるくらいです。それもお遊び程度で、ビデオの中の責めとしても面白くはありません。
桜木亜美は奇譚クラブ 3本、大洋図書 1本とSMビデオには良く出演しています。スタイルは好きですが、表情はさほどSM的とは思っていません。少し、野生的な感じがするし、泣き声も犬が泣くような泣き声を出します。ただ、責めには泣きながらも良く耐えているようにも思えます。この女優で、一番良いのは奇譚クラブの「Mの産声」でしょうか。大洋図書の「人妻のある一日」はLARRYさんのホームページに感想が出ています。
山口珠理の方は、むしろ責め側よりも責められる方にまわって欲しい女優です。「縄」の3作目で濡木痴夢男に縛られていました。
風吹あんなは奇譚クラブの新作で雪乃こずえの主演作を監督したようです。たぶん、見ないと思いますので、どなたか感想をお願いします。m(_ _)m

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