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新作情報43「うごめく」(奇譚クラブ・HMP)
先月発売の奇譚クラブの新作です。題名は「蠢く」ではなく、春に女をふたつ書いて「うごめく」です。題名だけでは最近の大ヒットだと思います。
監督はTOHJIRO。今回は難解な責めがなく、比較的オーソドックスな作品となりました。
主演は結城綾音。これが5本目の主演作品だと思います。殺された慶応出のオーナーのSMクラブで働いていた元SM嬢です。容姿は多少癖があり、好みが分かれるかもしれません。個人的には嫌いな容姿ではありませんが、M女であることに誇りを持っているような節もあり、姫ゆりや加賀恵子みたいに鼻に付くところもあります。
そして雪乃こずえ。色白で胸が大きく、好きな人もいるかもしれません。彼女の前作「美囚まんだら」の時も書きましたが、顔に愛嬌がありすぎるのが難点です。鼻責めも出てきますが、その顔が面白すぎて興が覚めてしまう嫌いがあります。
ストーリーは田舎の生活に飽きた女の子(雪乃こずえ)が東京で結婚している姉(結城綾音)を訪ねる。姉の家に着くと、夫(日比野達郎)とSMプレイの最中であり、妹はそれを覗き見してしまう。それをきっかけに妹も夫の友人(奈田あきら〜奇譚クラブに良く出てくる無口な調教師さん)から調教を受け、姉と共にSM地獄に落ちてゆく。まぁ、昔のシネマジック「奴隷花」で良く見たパターンです。
責めは以下の通りです。
1)結城に対するスパンキング、アナル責め、アナルファック(日比野)。スパンキングは結城の豊かな胸を中心になされますが、結城は余裕のある表情でした。アナルを指で責められて、「気持ち良い、お願い、入れて」と叫ぶあたりあまり風情はないです。
2)結城に対する蝋燭責め(奈田)。胡座縛りにされた結城の悶える姿が良いです。白い肌、ピンクの腰巻き、赤い蝋のコントラストが色彩的に美しいと思いました。
3)結城の目の前で夫による、雪乃への蝋燭責め。まぁまぁの絵だとは思いますが、やっぱり風情は無いかなぁ。ただ、これは個人の感覚的な問題なので、他の人は気に入るかもしれません。
4)結城を水平吊りにしての、乳房責め、鞭責め。完全な水平だと、女優の表情が判りにくいという欠点が出てしまいますが、このビデオでは、頭を低くしてあり、責め手の視点から結城の顔が良く見られる工夫がされています。それなりの迫力はありますが、M女に鞭責めしてもあまり面白くはないですね。
5)夫が雪乃を犯し、その横で奈田が結城をバイブ責め。雪乃と結城のキスシーンもあります。このキスシーンはふたりとも嫌々やっていて、如何にも強制されているという状況が表現されていて却って良かったです。
以上、傑作とは言えませんが、そこそこ楽しめる作品ではありました。尚、来月も奇譚クラブは2本発売されますが、この雪乃と真木いずみのそれぞれの主演作です。ふたりともSM向きではないと思いますけど。

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