新作情報42「奴隷妻・飼育の部屋」(シネマジック)
http://av2.jav.co.jp/package.phtml?ItemCode=VS-514
夏樹みゆの新作ということで期待していましたが、今年度タコビ大賞の最有力候補となってしまいました。
監督は雪村春樹。TOHOJIRO、阿川優と争うくらいタコビ打率が高いです。女を責めることに対し、独特の美学みたいなものを持っているようです。しかし、残念ながらSMマニア全てに受け入れられるべき美学でもなく、かなり独りよがりの美学ではないでしょうか。この人の作品では、女性が羞恥とか苦痛に耐える表情があまり見られません。緊張感のない退屈な作品が多いような気がします。
主演は夏樹みゆ。線が細く、手足が長いので縛られやすい体型をしています。可愛いかどうかは個人の趣味ですが、この作品では辺見えみりに似ていると思いました。たまに良い表情をし、個人的には今後の活躍を期待したい女優ではあります。
ストーリーは根幹に関わっている部分が気味悪く早送りしてしまった為、完全には理解できませんでしたが、概ね以下の通りと思います。
病院を経営している父親が亡くなり、みゆは父親の信頼していた医師(山本竜二)と3ヶ月前に結婚し、病院を引き継いだ。山本はホモでみゆに3ヶ月間指1本触れていない。山本のホモ友達(名前不明。ホスト系)は両刀使いで、みゆを犯し、サディスト(雪村春樹)にも貸し出し、凌辱を行う。
ホモが登場する辺り、ストーリーが非常にタコビ的です。責めの内容は夏樹をクロロホルムで眠らせ、裸にし、包帯縛りで顔まで隠し、フェラチオ、ファック(このファックが終了するまで、何と30分以上の時間が経過)。次は雪村のところからくたくたになって帰ってきた夏樹の回想シーンで、顔を包帯で隠しての放置プレイ、全裸での緊縛、バイブ責め、狸縛りにしてのファック。
包帯顔縛りに多くの時間が裂かれ、興奮とはほど遠い映像が延々と続きます。ただ、後半のバイブ責めは悪くありませんでした。夏樹はバイブ責めに対し、涙を流します。最後は果てたような反応を示しますが、アートの作品に出てくる素人より、ずっと好ましい反応です。また、今回は全裸での緊縛シーンもあり、その姿もきれいでした。
夏樹は素材としては悪くはないのに、ビデオがタコなので余計にストレスが溜まりました。このビデオの楽しみ方としては、前作「インモラル天使35」も同時に借りてきて、前作の前半の緊縛シーン(この際、濡木痴夢男の声を極力消す工夫が必要)とスパンキングシーン、本作品の全裸での緊縛シーンとバイブ責めシーンとファックシーンを編集し、「愛奴調教・夏樹みゆ」とか何とか題名をつけて深夜に見るというところでしょうか。
夏樹みゆさんには是非次回作に挑戦して頂きたいと思います。出来たら蛇縛で。

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