新作情報40「快楽的羞恥」(アートビデオ)
斉藤茂介監督するところの、こちらもごく平均的なタコビデオです。
最近の斉藤監督作品は、インタビューから始まり、着衣での緊縛とバイブ責め、全裸でのバイブ責め、蝋燭責め、鞭責め、ファックというパターンが定着しています。男優も速水健二で、こちらも定着してしまっています。前にも書きましたが、速水健二は女優によって責め方が変わるみたいです。今回も何となく真面目さが足りないように思えます。速水はこういった素人相手のドキュメンタリータッチの作品よりも、ちゃんとした脚本のある作品の方が映えるのではないでしょうか。確か、速水は劇団出身で、演技の基礎がしっかりしているとどなたかが書き込みされていたと思います。
主演は水奈りか。他の作品には出演していません。どちらかと言えば、美人でしょうか。まぁ、この点については趣味の問題なので判りませんが。乳首の色素がうすく、乳輪がはっきりしないなぁ。まっ、これも趣味の問題ですけど。
責めの内容は、あっ、もう書いちゃいましたね(笑)。
着衣でのバイブのシーンは自らバイブを使い、喜んでオナニーをします。こういう女は好きでありません。バイブ責めは感じまいとしながらも感じてしまう女の表情に嗜虐心をくすぐられるのであり、すけべそうに見える女がバイブで喜ぶ姿はSM的風景とは遠いと思います。しかし、このシリーズはバイブ責めが多いなぁ。1作品1回で十分と思います。
蝋燭責めと鞭責めは目隠し付です。何だか、作品にむりやりSM的要素を取り込もうとした悪あがきの目隠しと言えます。視聴者としては、苦痛にゆがむ女の表情が見たいのに、中途半端なSM的要素を入れても、タコビ的要素を増すだけです。
一生の内に見られるSMビデオの本数はほぼ決まっていると思います。タコビを見ると、その本数だけタコビ以外の本数が減ってしまいます。どうか、タコビはあまり製作しないで欲しいと思う今日この頃です。
(尚、タコビのゴッドファーザーはLARRYさんです。LARRYさんのすばらしいセンスに感謝します)
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