新作情報36「生贄のキャンペーンガール」（シネマジック）
http://av2.jav.co.jp/package.phtml?ItemCode=VS-511
シネマジック久々の良心的なＳＭビデオです。
主演は星崎るな。多くの一般ＡＶには出演していますが、本格的なＳＭ作品は今回が初めてです。アイドル系の女優で、月刊誌のベスト10にも良く登場していたように思えます。プロフィールを検索しましたが見付かりませんでした。顔そのものは好みではありません。少しきつい顔のように思えます。しかし、均整のとれたプロポーションで、乳房がきれいです。一応、美乳で売り出している女優のようです。本作品では明智伝鬼の緊縛を受けますが、美しい緊縛姿でした。
ストーリーは星崎を追いかけるキャンギャルオタクが二人の男を雇い、星崎を誘拐し、ファックだけでは飽き足らず、明智の調教を受けさせるというシンプルなものです。
責めは期待通り充実していました。
まず、キャンギャルオタクがキャンペーンガールのコスチュームの星崎に手錠をかけ、ベッドの上で裸にし、ファック。このシーンではオタクがキスしようとすると、星崎も何も抵抗しないで、キスを受け入れてしまうという不自然さもあります。ファックシーンそのものも大したシーンではありません。
続く明智の責めは見ごたえがありました。星崎のビキニを外し、上手の亀甲縛りにしてのパンティ股縄責め。星崎の反応が良いです。パンティはパッケージの通り純白で生地が厚め。縄が中心部の膨らみに食い込む様子はエロティックです。そして、後ろ手吊り縛り（パッケージ裏の右上の写真）での直接股縄責めと続きます。首に縄を掛け、前から後ろに縄を通しての股縄責めですが、ギャグからヨダレが垂れ、絵としても美しいと思いました。続くバイブ責めも、星崎の反応に色気がありました。バイブ責めで星崎は２回エクスタシーを迎えますが、２回目は若干演技臭かったように思えます。
中段に輪姦シーンがあります。オタクが雇った３人の男に犯されますが、死夜悪に比べると迫力は落ちます。（ところで、この中のスキンヘッドのおじさん。シネマジックの作品に脇役で良くみかけます。顔が怖く、このおじさんが登場すると早送りにしていますが、変質者を演じさせれば日本一ではないでしょうか）
最後はパンティ股縄付の水平吊りプラス蝋燭責め。星崎は蝋燭に強いのでしょうか。比較的余裕のある表情でした。出来れば鞭責めも追加し、徹底的に責めて欲しかったです。
以上、不満もありますが、余計な演出の少ない良心的ビデオでありました。一番の不満は緊縛前のキャンギャルとしての星崎の活躍が描かれていないという点です。ヒロインの日常の活躍の華やかさと責められている時の惨めさとのギャップを明確にすることで作品に厚みが増すと思います。最近では「生贄の損失補填」（遠藤悠美・死夜悪）、「被虐のレースクイーン　Ⅱ」（石川麻矢・シネマジック）にこのギャップがうまく描かれ、「蛇縛の巡礼折檻」（桜沢菜々子）では失敗しました。ヒロインの日常のとろさが描かれ過ぎ、ヒロインがさほど責めたいタイプではないことが強調されてしまったように思えます。
個室ビデオ1､000円、レンタル350円の価値は十分にあります。星崎ファン、股縄ファンは絶対見ましょう。尚、鼻責めはありませんでした。

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