HISTORY

▼ Vol.1 店名の由来なんぞ
▼ Vol.2 OPENのいきさつだとか
▼ Vol.3 OPENしたけれども・・・
▼ Vol.4 CLUBへの転向のこと
▼ Vol.5 全盛期中のエピソード1
▼ Vol.6 全盛期中のエピソード1
▼ Vol.7 全盛期中のエピソード1
▼ Vol.8 2年目・3年目
▼ Vol.9 W
▼ Vol.10 氷河期への序章

■ 店名の由来なんぞ ■01.03.01 ( Vol1.html )

 このページではBBCの歴史なんぞを書いていきますので、「ふーん、こんな店なんだ〜」なんて風に見てください。
 とりあえず今回は「ブルーバードカフェ」という名が、何故ついたか!!
 それは、ハリウッドスターだった、故リバーフェニックスの遺作となった「愛と呼ばれるもの」と言う映画(日本では公開されなかった)に出てきた、カントリーのお店の名前なんです。
 「なんで当BBCがカントリーなの?」とお怒りになる方もいらっしゃるとは思いますが、まぁまぁ、おさえて、おさえて・・・
 その映画は、ブルーバードカフェで演奏する為に、アメリカ中のアマチュアミュージシャン達が集まり、オーディションに受かったものだけが、そこで演奏できるという内容なのです。(実際はもっと内容のある映画です)
 そして、意外と知られていないのですが、当BBCも、OPENした時はライブカフェだったのです。地元のアマチュアバンドの方に出演して頂き「お酒を飲みながら、生演奏を聴く」というコンセプトの元、BBCが始まったのです。
 お店の名前を考えている時にその映画を見て、リバーフェニックスが好きだったという事もあり、「ブルーバードカフェ」と名付けたのです。
 非常に良い映画なので、ビデオ借りて是非見て下さいネ。

■ OPENのいきさつだとか ■01.03.19 ( Vol2.html )

 さて今回は、OPENのいきさつを・・・
 当時22歳だった僕に、知り合いのオヤジ共が話を持ちかけてきたのである。
 「薬研堀に良い物件があって、店やろうと思うんじゃじけど、一緒にやらん?」
 夜の仕事の経験と、若さのせいもあり、僕はすぐにOKを出したのである。
 しかし、その後とんでもない事になる。
 そのオヤジ共は、一切お金を出さず、僕と他の人間に資金を出させているにもかかわらず、「みんなが経営者」というのである。
 しかし、これまた若かったせいもあるが、プランを聞くと「これは儲かる!」と思ってしまい、何となく、これに承諾した。
 7月12日のOPENへ向けて、着実に準備を進めていたところ、アルバイトの二人を紹介された。
 まだ高校を卒業したばかりの、バンドマンだった。
 その2人は、オヤジ共に、「おまえらをビッグにしたる!」と言われたらしく、働くというよりは、演奏に来ているという感じだった。
 その為、僕の言う事は殆ど聞かず、むしろ反発していたと言っても過言ではないだろう。
 なんだかんだと、ゴタゴタしながらも、OPENの日がついにやってきた。

 「いよいよ金持ちへの道がスタートした!」と思っていた僕に、その後、とんでもない悲劇が!!!!

■ OPENしたけれども・・・ ■01.04.08 ( Vol3.html )

 いよいよOPENである。
 1996年7月12日、僕のサクセスストーリーが始まると思っていた矢先であった。
 当然OPENしたばかりなので、7月はたくさんのお客さんが来てくれた。
 出演バンドを観に来る方、依然勤めていたBARのお客さん、「これはいける!」などと、うつつをぬかすのも、次の月に入ったとたん打ち砕かれたのであった。
 出演BANDを集める役割として働いていたオヤジから、「各BAND、40〜50人のお客さんを持っている」との話を聞いていたのに、いざとなると、5〜6人のお客しか来ていないのである。
 それも明らかに身内の人間である。
 BANDの集客力に頼っていたB.B.Cとしては打つ手が無かった。
 そして自分達の取り分が無いと察したオヤジどもは、すぐさま店に顔を出さなくなってしまった。
 一切の責任を持っていない彼らにとっては、今逃げても、何の痛手もないのである。
 そして残された、僕とバイトの2人組は気付いた。
「やられた・・・」
と・・・。
 バイトの2人も「お前らをBIGにしたる」などと言われていたのが、適当だった事に気付き、それ以来、僕に対する誤解が解け、仲良くなれた。
 さてさてどうしたものか。
 考えても考えても、22歳の僕には何も案が浮かんでこない。
 「どうやってこの店をやっていこう」
 その事だけが、毎日頭をよぎった。
 僕は今までいろんなバイトをしてきたが、給料をもらえない事がよくあった。
 単なるお人良しで、バカだった僕のせいでもあるが、B.B.Cのバイト君には同じ事をしたくなかったので、借金をしてでも、給料を払い続けた。
 しかし、借りるにも限度があり、OPENして半年、ついにバイト2人に店を辞めてもらう事になった。

そして1人になった店長はその後・・・

■ CLUBへの転向のこと ■01.04.22 ( Vol4.html )

 バイトの二人も店を辞め、一人になった僕は毎日途方にくれていた。
 全然お客さんが来ないわけではなかったが、店を続けていくには、とても厳しい状況だった。
 「もう店を辞めてしまおうか、やっぱり僕にはまだ早かったのか?」
 そんな事ばかり考えていた。
 そのころ、家賃も3ヶ月溜まっていて、不動産屋にも、「そろそろあきらめたら?」と言われていた。
 でもあきらめがつかなかった僕は、何度も頭を下げに行き、待ってもらった。
 昼は他のところで働き、夜は店を開け、1日3時間程度の睡眠であった。
 そういう日々が続いていたある日、依然勤めていたバーで働くきっかけを作ってくれた人が店に来た。
 そしてその人が助言してくれたのである。
 「この広さがあるんだったら、DJブースを作ってイベント入れたら?」と・・・
 半ば店を閉めようかと考えていた僕は、やるだけやってみようと思い、その人の協力のもと、DJブースを作り、イベントを紹介してもらった。
 そのイベントでは、BBCで見たことの無い人数のお客さん達が店にごった返していた。
 今までクラブやディスコに行ったことの無かった僕は、人の波に圧倒されっぱなしで、あっという間に一晩が過ぎた。
 その後、噂を聞きつけたDJの方々が、徐々にイベントをやってくれるようになったのである。
 新たに運転資金を融資してくれるところも見つかり、溜まっていた家賃も全部払い、BBCをオープンして、1年近く経ち、思いもしていなかった方向で、BBCが全盛期を迎えるのであった。

   次回は、全盛期を迎えたBBCで起きた、”店長、恋の災難に遭う!”

■ 全盛期中のエピソード1 ■01.05.14 ( Vol5.html )

 いよいよ全盛期を迎えたBBCはかなりの勢いで知名度を上げていった。
 当時一人だった僕を手伝ってくれた友人が二人いた。
 一人はW、昼間は保育園で働き、週末はイベントを手伝いに来てくれていた。
 そしてもう一人はJさん、血のつながりは無いが兄のような存在の人が来てくれていた。
 毎週忙しい週末を過ごしていた僕に、遅い春が訪れようとしていたのであった。  それはとあるイベントの日、WとJさんが
 「おい、くにを〜あの女の子さっきからおまえの方ばっかりみてるで〜!」
 「えっ、うそ〜どの子?」
 そんな会話をしていると、その子が近づいてきた。
 「お兄さん、この店のオーナーなんです?」
 「ウン、そうよ〜」
 そんな事をはなし、彼女は人の輪の中へと戻って行った。
 WとJさんと僕は、
 「ちょっとあの女の子は気をつけた方がいいんじゃない?男をその気にさせて楽しむタイプかも?」
 そんな話をしていた。(その時の考えは間違っていなかった・・・)
 イベントが終わり片付けをしていると、先程の女の子とその友達が残っていたので
 「この後ボーリングに行くけど、一緒にどう?」
 そう声をかけると、女の子は即、オッケーを出したのである。
 そしてその日の昼に、バーベキューに行く予定があったので、誘ってみたところ、それもオッケーであった。
 ボーリングの場も、バーベキューでも、その女の子は、僕の側を離れなかった。
 帰り、その女の子と二人で一台の車に乗ることとなり、帰り道の途中、その子が、
 「まだ帰りたくない花火がしたい」
 と言うので、WとJさんも誘い、4人で花火をした。
 するとまたその子が、「次はカラオケに行きたい」と言うので、二人でカラオケに行き、朝まで歌った。
 その後、BBCに行き、お互いの恋愛感等を話した。
 どこか心の中で、彼女の事を軽く見ていた僕は、彼女の恋愛感を聞き、迷いは消え、ハマってしまったのである。
 しかしそれがその後の悲劇を招こうとは・・・!!

■ 全盛期中のエピソード1 ■01.05.30 ( Vol6.html )

 迷いの無くなった僕は、日に日に彼女へハマっていったのである。
 「私、見た目は軽く見えるかも知れんけど、付き合っても無い人と成り行きでHとかせんし・・・」
 その言葉を信じていた僕は、彼女と知り合ってからの3ヶ月間、一度も手を出さなかったのである。
 毎週のように店に遊びに来ていた彼女は、僕に甘えてきたりしていたので、周りの人達の間でも(店長の彼女) みたいな位置付けになっていた。
 しかし一歩店の外へ出ると、誰にでも甘えていたらしい。
 はっきりと付き合っていた訳ではないので妬いたりするのもおかしな話ではあるが、彼女の本心を知ったのは  知り合って3ヶ月経ってからだったので、それはそれは幸せな日々をすごしていた。
 あまり事細かく書くと僕の辛い思い出が蘇り、泣いてしまいそうなのでこの辺でラストストーリーにいこう。
 ある日、彼女と一緒に歩いていると
 「てんちょ〜、指輪ほしい〜!」と言うので、ある宝石店に入った。
 気に入った指輪を見つけた彼女に僕は、
 「後3週間で誕生日やん、そんときに買ってあげるわ」
 と言いその場では購入しなかったのである。
 僕の頭の中で、その指輪をきっかけに彼女へ告白するつもりでいた。
 しかし、その日まで10日前後に迫ったある日、僕のもとへ一本の電話がかかってきたのである。

■ 全盛期中のエピソード1 ■01.06.10 ( Vol7.html )

 「店長、○○ちゃんに指輪かってあげるらしいね。やめたほうがいいよ」
 営業中にそんな電話がかかってきた。
 かけてきたのは、彼女の学校の友達であった。
 その友達が言うには、その日の昼、学校でこんな会話があったらしい。

 「今度、BBCの店長に指輪買ってもらうことになった」
 『え!とうとう付き合うことになったん?』
 「ううん、そんなんじゃないよ。欲しいって言ったら、買ってくれるって」
 『え〜でも、指輪って結構意味ある物じゃない?その時に店長が付き合ってって言ったらどうするん?』
 「断るよ〜。だって付き合う気なんか無いもん」
 『え、でも結構いい感じになってるんじゃないの?』
 「知らんよ、向こうがその気になってるだけよ」

 というような内容だったらしい。
 半信半疑なまま、電話を切った直後、またしてもベルが鳴ったのである。
 それは彼女からの電話で、
 「店長、やっぱり指輪買ってもらうのやめとく。店長の事が一番好きなんだけど、今は誰とも付き合う気無いんよ」
 と言うので、彼女の友達からの電話の事もあり、指輪を買うのをやめた。
 そして彼女も店にまったく顔を出さなくなったのである。
 しかし、その1週間後、彼女がかっこいい大学生と付き合いだした、という噂を耳にした。
 後々聞いた話だが、彼女は、僕と出合った日に一緒にいた友達と、何人の男をその気にさせるかを競っていたらしい。
 そして、全盛期に入ったBBCでの店長の恋は3ヶ月で幕を下ろしたのであった。

■ 2年目・3年目 ■01.07.26 ( Vol8.html )

 店長の3ヶ月のはかない恋も終わり、仕事へ専念し始めた頃、以前勤めていたバイトの男の子が「またBBCで働けんかね?」と言っていると噂で聞いた。
 連絡すると、11月で仕事を辞めるので、その後BBCに戻りたいと言ってくれたのである。
 僕としては給料が払えなくなり辞めてもらったのに、戻りたいと言ってくれたことがうれしかった。
 全盛期で忙しかったBBCにとっては、信頼できる人間が入ってくれるのはとてもありがたかったので、年明けから正式に戻ってきてもらう事にした。
 それまでは、イベント時のアルバイトとして、感覚を取り戻してもらうことにした。
 手伝ってくれる周りの人たちに助けられ、DJの方々にも感謝しつつ、BBCの2年目はあっという間に過ぎていった。
 そして、僕とバイトの子とW君との3人体制で、週末のイベントを3年目も難なくクリアし、レギュラーのイベントも決まって行き、いよいよ3周年のイベントを迎える事が出来た。
 2周年、3周年と知り合いのバンドの方に出演してもらい、ライブイベントとして周年を行っていたBBCにまたしても裏切りが発生したのであった・・・(勘違い?)

■ W ■01.08.09 ( Vol9.html )

 それは3周年のイベントが終わり7月末の頃だった。
 手伝いに来てくれていたWに5月頃から彼女が出来て、あまり一緒に遊んだりする事もなくなっていた。
 2人とも彼女が居なくて、イベント終わりの日曜日はいつも一緒に居たので、少し寂しい気もしていた。
 そして宇品の花火大会の時であった。
 Wは、用事があるということで、来れない筈だったのに、バイトの子には、彼女と一緒に花火大会に行くから、合流しないかという電話がかかってきたらしい。
 確かに僕らは男ばかりで行く予定だったが、彼女が出来てからのWの態度の変わりように、腹が立っていた。
 その後、イベントの時も、連絡すらなく手伝いに来なくなり、一切の付き合いが無くなったのである。
 そして、年末を迎えたある日、バイトの子が「辞めさせて欲しい」と言ってきた。
 彼女の為にも、昼の仕事に就くというので、引き止める事も無く年明けで辞めてもらうことになった。
 また一人になった僕は、次のバイトを入れる事も無く、しばらくは一人でやっていこうと決めたのである。
 その年の4月頃、久々にWが店に遊びに来た。
 「ずっと僕に謝りたかった」というので、仲直りした。
 Wは10月に結婚するので、披露宴に出て欲しいと言う事で、僕は快く出席するつもりだった。
 しかしその披露宴の後、やっぱりつまらん男だと気付くのだが・・・
 しか〜し!その前に5月か、6月ぐらいから、なにやらBBCの上で、ドッカンドッカン外装工事が始まったのである。
 その後、BBCは氷河期へと入っていくのであった。

■ 氷河期への序章 ■01.09.03 ( Vol10.html )

 どうやら半年ほど空きテナントになっていた所へ、食べ物屋さんが入るらしい。
 BBCの真上、1階にである。
 ドッカンドッカン喧しい工事がしばらく続き、1階フロアにあった壁が、見事に無くなったのである。
 「おいおい、これではBBCがどこにあるか余計分らなくなってしまうではないか」
 そんな事を考えるまもなく、2階部分までの吹き抜けとなった。
 大掛かりな工事が何日も続き、BBCのボトルやテーブルetc...は毎日ホコリまみれになっていた。
 まあしかし同じビルに新しく入ってくるのが、食べ物屋さんという事で、店に出る前に食べに行ったり、お客さんを紹介しあったり、仲良くやっていこうと思っていた為、あえてお店のホコリまみれな事は黙っていた。
 ところがどうであろう、何やら、寿司、河豚料理、鰻と書いてある。
 え!?こんなところで高級志向の会席料理?
 気軽な居酒屋になると思っていた僕はがっかりであった。
 ちょうどその頃BBCの4周年で、ライブをする事になっていた僕は、メンバーの人とBBCで練習していた。
 すると1階の店から「うるさい!!」と苦情が来たのである。
 まだ開店もしておらず、もともとBBCが喧しい店だと知って1階に入ったはずなのに、苦情を言ってきた。
 先程も述べたが、同じビルの上と下なので僕はもめたくなかった為、その場は素直に謝り以降スタジオにて練習することにした。
 4周年のライブの最中にもまたまた苦情を言いに来たが、それは譲れなかったので、最後までライブを続けた。
 その後、上の店からの苦情というか怒鳴り声?がイベントの度に激しさを増していくのであった。
 (BBCは上の店を批判しているのではなく、歴史の一部として書いているだけである)