Subject: Brief notes on some well-known (commercial/PD) Unices.
>From: "Pierre (P.) Lewis" <lew@bnr.ca>
Date: Wed Nov 17 11:21:35 EST 1993
X-Version: 2.5
6.6) 商用とパブリックドメインのよく知られた Unices に関する簡単な紹介
(私はこのセクションに全く満足していません。残念ながら私にはより良くす
る時間も資料もありません。ある程度広く知られている Unix を並べるだけに
します。小さいのや、アメリカ以外の Unix を歓迎します。(Eurixとか) フォー
マットを変える必要があるでしょう)
このセクションは良く知られた Unix を、特徴に関する簡単な説明をつけて
(アルファベット順に)並べました。
- AIX:
- IBM の Unix で、色々なハードのために様々な度合の BSD の拡張をほど
こした SVR2 が基礎になっている (後に SVR3.2 になった?)。
専用のシステム管理 (SMIT)。850 と Latin-1 CP の両方。
大部分の Unix とは全くことなる。
Newsgroup: comp.unix.aix.
- - 1.x (for 386 PS/2)
- - 2.x (for PC RTs)
- - 3.x (for RS/6000), ページングカーネル, 論理ボリューム管理, i18n;
3.2 の追加 TLI/STREAMS. 大幅に拡張された SV-based
- - AIX/ESA OSF/1 を基とし S/370 および S/390 メインフレーム上で
動作。AIX は Mach がその代役に選ばれるまで、OSF/1のベースとなっ
ていた。このサブセクションが収束してくれることを望む :-)
- AOS (IBM):
- IBM PC RT のための4.3BSD port (教育機関用)
DGの同名の専用OSと混乱してはいけません。
- Arix: SV
- A/UX (Apple):
- Berkeley 拡張、NFS、Mac GUI の追加された SV。
System 6 (後に System 7) が A/UX のゲストとして走る (MachTen とは逆)。
Newsgroup: comp.unix.aux.
- - 2.0: SVR2 with 4.2BSD, system 6 Mac applications.
- - 3.0 (1992): 4.3BSDとSVR3/4が拡張されたSVR2.2; X11R4,
MacX, TCP/IP, NFS, NIS, RPC/XDR, 様々なシェル, UFS又はS5FS.
System 7 のアプリケーション。
- - 4.0 はOSF/1になるか、機能として持つだろう.
- Bull's DPX/2のBOS(680x0)
- - V1 (1990): BSD拡張のSVR3 (FFS, select, sockets),
symmetric MP, X11R3
- - V2 (1991): job control, disk mirroring, C2 security,
DCE 拡張の追加
- 386BSD: Net2 ソフトウェアの Jolitz's port.Posix,32-bit。まだ alpha
リリース。
- BSD/386 (80386): BSDIからソース付き (Net2ソフトウェアを拡張した)
- Newsgroup: comp.unix.bsd.
- Chorus/MiXV: Chorus カーネルを使用した Unix SVR3.2 (SVR4), ABI/BCS.
- Coherent (80286):
- V7 やいくつかの SVR2 (IPC) と互換性のある Unix
クローン。V4.0 is 32-bit。
Newsgroup: comp.os.coherent
- Consensys: SVR4.2
- CTIX: SV-based, Convergentから。
- D-NIX: SV
- DC/OSx (Pyramid): SVR4
- DELL UNIX [DELL Computer Corp.]: SVR4
- DomainIX: 下記の DomainOS を参照
- DomainOS (Apollo, 現HP):
- 専用 OS; BSD4.3 と SVR3 の層の上位に位置する
(両者、あるいは片方のプロセスを用いる)。現在、生産は中止されてお
り、いくつかの仕様が OSF/1(および NT) に取り込まれている。最新版は
SR10.4。SR9.* は DomainIX と呼ばれる。
Newsgroup: comp.sys.apollo
- DVIX (NT's DVS): SVR2
- DYNIX (Sequent): 4.2BSD-based
- DYNIX/PTX: SVR3-based
- Esix (80386): 純粋なSVR4, X11, OpenLook (NeWS), Xview
- Eurix (80?86): SVR3.2 (ドイツ)
- FTX: Stratus フォールトトレラントなOS (68Kかi860-i960 ハードウェア)
- Generics UNIX (80386): SVR4.03 (ドイツ)
- GNU Hurd(?): Free Software Foundation (FSF)で計画中:
- Mach 3.0カーネルを使用した Unix エミュレーター。たくさんの GNUツー
ル(emacs等)が非常にポピュラーになっていて、パブリックドメインの
Unix で使用されている。
- HP-UX (HP):
- S IIIから現在 SVR2(4.2BSD?)までの SV のユーティリティがある
古いもの(すでにあきらめられたトラブルがある)。
- 6.5: SVR2
- 7.0: SVR3.2, symlinks
- 7.5
- 8.0: HP-9000 CISC (300/400)とRISC (800/700)のためのBSDベースの
共有ライブラリ
- 9.0: DCEを含む
- Interactive SVR3.2 (80x86):
- 純粋な SVR3. Interactive は Sun に買いとら
れた。;ひょっとしてSolarisよりも長く生き残る?
- - 4D
- Idris: Whitesmith の最初の Unix クローン
- - 4D
- Irix (SGI): ほとんど BSD の SVR3.2。
- Newsgroup: comp.sys.sgi.
- Linux (80386): POSIXに準拠するパブリックドメインの Unix。
- ソースリストが入手可能。
- SVR3.2 にコンパチブル?
- Newsgroup: comp.os.linux
- MachTen, Tenon Intersystems:
- System 6 のゲストとして走る、メモリプロテクト無し、
TCP、NFSのある 4.3BSD 環境
- MacMach(Mac II):
- Mach 3.0 microkernel を使った 4.3BSD、X11、Motif、GNU
のソフト、ソース、Mach のタスクとしての試験的な System 7、完全に全
てのソースリスト(Unix のライセンスが必要)
- Mach386:
- Mt Xinu製。4.3BSD-Tahoe拡張のある Mach 2.5 がベース。
2.6 MSD (Mach Source Distribution)も同様。
- Microport(80x86): 純粋な SVR4, X11, OpenLook GUI
- Minix(80x86, Atari, Amiga, Mac): V7 と互換性のある Unix クローン。
- ソースリスト付きで売られている。POSIXified(sp?)になってきている。
- Newsgroup: comp.os.minix.
- MipsOS: SVっぽい(今は販売されていない RISC/OS は BSD っぽかった)。
- more/BSD (VAX, HP 9000/300): Mt Xinu の Unix、4.3BSD-Tahoeがベース。
- Newsgroup: comp.os.xinu?
- NCR UNIX: SVR4 (4.2?)
- Net/2 tape(from Berkeley, 1991):
- BSD Unix。本質的には 4.3BSD 互換、AT&T
のコードにひっかからないソースのみ含む。低レベルなコードは含まな
い。前述の 386BSD と BSD/386 を参照。
- NetBSD: 386BSD をかなり改良したリリース (より完成し安定している)。
- [34]86, MIPS, Amiga, Sun, Mac に移植されている。Net/2 との関係は?
- NextStep(Next): Machカーネルを使った BSD4.3、独自の GUI。
- - 1.x, 2.0 (旧タイプ)
- - 2.1 (現在)
- - 2.2 (NeXT Turbo 用)
- - 3.0 (現在出荷中, 68040用に最適化されている)
- - 3.1 (アナウンス中)
- - NeXTSTEP 486 ベータリリースが1992年冬に計画されている。
- NEWS-OS(Sony)
- - 3.2
- OSF/1(DEC):
- DECの OSF/1モデル。現在(4/93) DEC の最新機 Alpha AXP(64-bit マシン) で
利用可能だった筈。
- OSx(Pyramid): SysV.3 と BSD4.3 の混成。
- PC-IX(IBM 8086): SV
- Plan 9(AT&T):
- 1992年に発表。完全な書き直しで、どの程度 Unix に近いかは明らかでない。
- キーポイント:
distributed, とても小さい, 様々なハード(Sun, Mips, Next, SGI,
generic hobbit, 680x0, PCs), C(噂のような C++ ではない), 新しいコン
パイラ, "8 1/2"ウィンドウシステム(これもとても小さい), 16ビットユニ
コード, 高速ネット使用のCPU/ファイルサーバ。
- PowerOpen:
- PowerPC チップ (IBM, Apple, Motorola が開発) 上で動作する
と発表された UNIX。Mac UI, AIX との互換性。
- SCO Xenix(80x86):
- XT(健全でない!), 286, 386(デマンドページング付き)のた
めのバージョン。今日、コードの大部分は System V からのものである。
安定した製品。
- SCO Unix(80x86): SVR3.2
- Sinix [Siemens]: System V ベース。
- Solaris(Sparc, 80386):
- - 1.0: 本質的にはSunOS 4.1.1と同じで、OpenWindows 2.0 と DeskSet
ユーティリティがついている。
- - 1.0.1: マルチプロセッシング(カーネルはマルチスレッドではない)の
付いた SunOS 4.1.2 ;386用ではない。
- - 2.0: (始めは1988年にSunOS 5.0として発表された)SVR4ベース。
(symmetric MP付き?), 386のサポートも入るだろう。
OpenWindows 3.0 (X11R4), OpenLook, DeskSet, ONC, NISが付いてい
る。a.out(BSD)と elf(SVR4) の両方のフォーマット。Kerberos をサ
ポート。
コンパイラがついていない!
- SunOS(680x0, Sparc, i386):
- 4.3BSDベースだが、System Vからの機能も多く含
む。主要な Sun の貢献: NFS (1984), SunView (1985), NeWS(1986,
postscript表示, 現在 OpenWindows に組み込み), OpenLook GUI 標準化
OpenWindows(NeWS, X11, SunView!)。
- Newsgroup: comp.sys.sun.*.
- - 3.x: SV IPC パッケージ, FIFOs
- - 4.0.3: lightweight processes, 新しい仮想メモリ、共有ライブラリ
- - 4.1: STREAMS & TLI, 8-bit clean?, 非同期I/O, ms-dosファイルシス
テム
(Solaris に続く-- 上記参照).
- UHC(80x86): 純粋な SVR4, X11, Motif
- Ultrix (DEC): 4.3を多く含む 4.2BSD ベース
- Newsgroup: comp.unix.ultrix.
- - 3.1, 4.0
- UNICOS(Cray): System V ベース.
- Newsgroup: comp.unix.cray
- - 5.x, 6,x, 7.0
- UTEK(Tektronix)
- - 4.0
- Xenix(80x86):
- Intelのハード用の最初のUnix、SVR2 ベース(以前は S III と
さらに V7 ベースだった)。
- Newsgroup: comp.unix.xenix.
- 3B1(680x0): SVベース, AT&T の Convergent によって行なわれた。
- Newsgroup: comp.sys.3b1.
UNIX FAQ LIST / Copyright(c)1994,Ted Timar / tmatimar@isgtec.com
Maintainer:
あさだ たくや