Subject: A very brief look at Unix history. >From: "Pierre (P.) Lewis" <lew@bnr.ca> Date: Fri Jan 8 14:56:22 EST 1993 X-Version: 2.5
最初の 10 年間、Unix の開発は特に Bell 研究所の内部だけで行われました。 初期のバージョンは、"バージョン n" あるいは、(マニュアルの) "N 番目の バージョン" と呼ばれていて、DEC社の PDP-11 (16 bit マシン) と、その後 の VAX (32 bit マシン) の為に作られたものでした。
以下に示すのは,V7 のシステムコールです.. _exit, access, acct, alarm, brk, chdir, chmod, chown, chroot, close, creat, dup, dup2, exec*, exit, fork, fstat, ftime, getegid, geteuid, getgid, getpid, getuid, gtty, indir, ioctl, kill, link, lock, lseek, mknod, mount, mpxcall, nice, open, pause, phys, pipe, pkoff, pkon, profil, ptrace, read, sbrk, setgid, setuid, signal, stat, stime, stty, sync, tell, time, times, umask, umount, unlink, utime, wait, write.
もうひとつの UNIX の変種は、ベル研究所コロンビア支社の Operations Support Systems 部門から来た CB Unix (Columbus Unix) です。これは主に SV IPC の一部として貢献しました。
Unix の作業は 1980 年代の間続けられました。V シリーズは (Stroustrup が 彼の C++ に関する本の第2版で V10 のことに触れてはいますが) この後もさ らに CRG で開発されましたが、この別系統のバージョンについては、さらに 話題が出て来るようには思えません。現在,Unix (System V) の管理に責任を もっているのは、Unix System Laboratories (USL) で、この会社はほぼ AT&T のものといって良い会社です。USL は Novell 社に買収されました (1993 年 前期)。ノベルは X/Open に "UNIX" の商標権を譲りました。(1993 年後期)
(訳者注) Novell 社は、実際に USL を買収し、現在は NetWare と Unix の融 合した OS "UnixWare" を開発、販売している。
しかし AT&T の外部、特に (別のメジャーな系統が発生した場所である) Berkeley では Unix に実に多くの出来事が起こっていました。ベンダー (特 にワークステーションの)もそれに大きく(Sun の NFS などがそうです) 寄与 しました。
Don Libes と Sandy Ressler の共著である "Life with Unix" は、Unix に関 心を持った人なら誰でも読みたくなるような本ですが、ここには、歴史の大部 分やお互いの影響、その他について書かれています。このセクションで述べた ことの多くは,この本にも簡単に説明してあります。