アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
allergic bronchopulmonary aspergillosis(ABPA)

「概念」
アスペルギルスの感染を因として、
アレルギー1型3型を呈するもの。

「病理」
@ 特異的IgE抗体が産生される
A 1型アレルギーで、気管支喘息
B 気管支内の分泌物が過剰となる
C アスペルギルスが増殖しやすい
D 特異的IgG抗体が産生される
E 本菌と、免疫複合体を形成する
F 3型アレルギーで、気管支拡張症

「検査」
@ 胸部X線写真
移動性の浸潤陰影が認められる。

A 喀痰検査
Grocott 染色で、アスペルギルスを同定(確定診断)

B 免疫学的検査
末梢血中において、好酸球数が増加する。
1型アレルギー血清 IgE 値が増加する。
3型アレルギーゆえ、沈降抗体が陽性化する。
アスペルギルスを抗原とする皮内反応を行うと、
1型アレルギーを反映し、即時反応が陽性となり、
3型アレルギーを反映して、遅発反応も陽性となる。

C 呼吸生理学的検査
閉塞性障害拘束性障害
間質への好酸球浸潤のため。

「症状」
発熱、喘息様呼吸困難。
茶褐色の粘液栓子を伴う痰。

「治療」
副腎皮質ステロイド薬経口投与
抗真菌薬不要ステロイド必要