二重螺旋構造について述べよ
「特徴」
@ 共通の中心軸を有する2本のDNA分子のヌクレオチド鎖の二重螺旋構造
A それぞれの鎖の走行は互いに逆方向
B 二本鎖とも右巻き螺旋
C 2本の鎖は塩基の対の間にできた水素結合によって結合
D 螺旋のピッチは3.4nm、ヌクレオチド10個で1周、1残基当たりのピッチは約0.34nm。

アデニンとチミン、グアニンとシトシンが対になる。
対の2個の塩基につながる2本のグリコシド結合の間隔は、ほぼ10.8Åである。
プリン2個はこの空間では狭すぎ、ピリミジン2個の場合ではこの空間は広すぎである。
従って、DNA螺旋では、必ずプリンとピリミジンが塩基対となる。
また、塩基は水素結合を作る上でも制約を受ける。
アデニンとシトシンの場合には、水素結合を形成するべき位置2つのうちの、
1ヶ所に水素原子が2個出来、もう1ヶ所には水素原子がないため、塩基対は形成出来ない。
同様に、グアニンとチミンも塩基対は形成出来ない。
対照的に、アデニンはチミンと水素結合を2個作り、グアニンはシトシンと水素結合を3個作る。