時々、講演取材執筆等の依頼が来ます。これらに応えることは私に与えられた 仕事であり、基本的にお受けするようにしています。しかし、それらの依頼の 中には、「勘弁してくれよ」的なものがないわけではありません。以下に私か らのお願いを書いておきますので、よろしく御了承下さい。
なお スケジュール 等のお問い合わせは、 直接私に メール 下さい。最近ではその方が話が早いです。ただし、メール環境常に良いとは限 りません。また、「今日の予定を今日」で返事が出来るのは、直接連絡のつい た時だけです。確実にアポを入れたい場合は、遅くとも前日までに連絡して下 さい。夕方以降であれば受け付けられる可能性もありますが、午前中とか午後 の早い時間だと、絶望的だと思って下さい。留守電やメールでアポを入れた場 合はそのアポが受けつけられているかどうかは、要確認です。
あんまり腹の立つ依頼をされた人は 吊るし上げ ますので、あしからず。
「仕事」を依頼するのですから、仕事内容と報酬は表裏一体です。こちら は「暇だから何でもいいから仕事くれ」と思っているわけではありません。 実際、講演は私にとっては「余分な仕事」であり、出来ればやりたく ないことを、「自分の責務」としてやっているのです。
漠然と「Linuxについてのお話」とか言われても、困ってしまいます。 どういった内容を期待しているか、また観客はどのような人々か、ま た定期講演会であれば今までどんな人が来てどうであったかというこ とを具体的に言って下さい。
私は現役のプログラマであり、1人月が180〜400万円くらいの単価で働い ている単価的には上級クラスのプログラマです。1時間当たりに直せば1〜 3万円くらいです。
暇な時ですと、小使い程度がもらえれば十分だったのですが、今は本業が 多忙なので、講演依頼されるとその講演にかかる時間分だけ本業を蹴るこ とになります。それで納期に遅れるようなことになってしまっては、本当 にシャレにならないので、本業を蹴るだけの意味がないことには出来ない わけです。となるといくらくらいが妥当かと言えば、本業での工数分と同 等以上であることだろうという判断です。
講演をすると、場所や時間によりますが、半日〜数日拘束されます。また 準備時間は実際の講演時間の10倍はかかります。ですから1時間くらいの 講演をすると、10〜20時間は必要になるわけです。ですから安く済んでも 10万以上のギャラが提示されないことにはお受け出来ません。
いくら何でも、有料セミナーで受講料よりも安いギャラなんてことは勘弁し て下さい。そーゆー提示のところは無条件に 吊るし上げ ますので、覚悟下さい。これは「いくらもらえるか」という絶対金額ではな く、「講演者をどう考えているか」という問題です。
ただし、話をするのは私の「義務」であると思っているので、ギャラを理由 に仕事を断わることは、まずありません。難色を示すこともありません。仕 事の後に黙って 吊るし上げ るだけのことです。聞く人には罪はないですから。
もっともこれは有料の営利目的のセミナーの場合です。こちらにメリット があるような場や、無料のコミュニティ活動の場合はこの限りではありま せん。具体的に言えば、金額以上のメリットが期待出来るのであればこれ より安くても構いません。ただ、中途半端な金額になるくらいであれば、 「ノーギャラ」の方がすっきりしますし、そうであれば私の所属する組織 から手当がもらえます。「薄謝」になるくらいであれば、いっそノーギャ ラにして下さい。なお、既に行った講演と同じ内容でも構わないのであれ ば、拘束時間見合のギャラだけで構いません。
プロフィール等はこのページに書いてあります。 それを適当に編集さ れれば良いでしょう。こちらに一々書かせないで下さい。時間や手間 の問題もありますが、講師になるであろう人の人となりくらいは把握 しておくのが良いかと思います。また、過去に書いた原稿等にも目を 通していただければ、どういった内容の話が得意かも想像出来ると思 います。
これも講演依頼と同様です。いきなり「○○について」と言われても、私 がその「○○」について知らなければ答えようがありません。特に数値に 関しては事前に調査しないといけないものもあります。
いきなり「○月○日までに」とか言われても、こちらのスケジュールの都 合があります。いきなり取材申し込みを受けて対応出来る程、私は暇では ありません。
都内で取材の場合、基本的にはそちらに出向いてお受けすることになりま す。この時、出来れば足の負担をお願いします。都内ですとわずかな金額 なのですが、これも積もり積もると馬鹿になりません。また前のアポと時 間が近い場合にはタクシーを使うことになります。その辺御理解下さい。 基本的にはニュースソースにはギャラを出さないのがマスコミの常識です から、ギャラをくれとは申しませんが、なるべく赤字は小さくさせて下さ い。
普段、写真に撮られて構わないような格好をしているわけではありません。 基本的にあまり身なりは気にしていないのですが、さすがにメディアに出 る時にそれではマズいので、一応は髪や服を何とかしたいと思います。御 理解下さい。
「仕事」を依頼するのですから、仕事内容と報酬は表裏一体です。こちら は「暇だから何でもいいから仕事くれ」と思っているわけではありません。 無理やり時間を作って原稿を書いているのです。もっと本音を言うなら、 今のところ来る原稿依頼のほとんどは「仕事の邪魔」でしかないので、受 けたくないと思っているのです。
ライターであろうと思っている私にとって、今は名前と恩を売る最良の時 期なのでしょうけど、今のところ新規に連載を引き受けるだけの余裕があ りません。可能性があるとすれば、今やっている連載よりも良い条件での 申し込みがあった時だけです。
何にしても書いている時間が十分確保出来るとは思いません。締切りがク リア出来る自信は全くありません。ですから、インタビューにするか、そ れをベースとしてゴーストして下さるようにお願いします。
監修監訳についての実績は持っていません。ですから、これについては 条件と内容次第です。
いろいろと勝手なことを申しましたが、別に「お高くとまる」つもりではあり ません。基本的に「私にも本業や生活があり、暇ではない」ということです。 御理解下さい _o_